経験と勘に頼ってきためっき技術にも新しい波が押し寄せています。表面技術がハイテクの広範な分野に応用されるようになり、その機能と信頼性を求められるようになりました。 これらの要求を満たすにはめっき技術の理論的、合理的な確立が急務となっています。 CAEソフトは、構造解析、電磁場、伝熱、流れ解析などさまざまな分野のものが多数市販されています。しかし、電解槽の解析にこれらのソフトを適用するには、境界条件の与え方ほかに問題があり困難でした。 このような背景の中で、有限要素法(FEM)による電流分布解析の技術蓄積を行い、電解槽の電流分布解析ソフト”膜厚案内人(EPPS:Electroplating Pilot System)”を開発しました。

 膜厚案内人は、電解槽の電流分布を計算するソフトウエアです。電気めっきの膜厚分布の均一化や電気防食の最適設計など電気化学の広い範囲で皆様に貢献します。

 独自の膜厚計算式を組込み込んだ電着塗装の膜厚分布計算は高い信頼性があります。さらに、理論に忠実な解析方法ですので、応用範囲が広がり、自動車のボディーの簡略形状を用いて電着塗装槽の全体解析も可能です。

 ソフトとパソコンの高速化により、実用めっき槽の丸ごと3次元解析が短時間で可能になりました。めっき物のソリッドデータを活用できれば、メッシュ作成も容易です。自動車部品のプラスチックめっきなどの複雑形状への対応も問題ありません。

 電解槽の電流分布解析では、入力パラメータに電解液の電気伝導度と分極特性があります。特に分極特性の測定は、信頼性の高いデータ取得のために習熟が必要とされます。弊社は、信頼性の高い受託解析と受託実験サービスも提供しておりますので、気楽にご相談ください。




  • 2014/9/4・上村工業(株)の膜厚案内人の事業は、ムサシ技研(同)に譲渡され、ムサシ技研(同)が同事業の営業活動を開始致しました。
  • 2013/10/25プラスチックめっきの解析事例を追加しました。
    ・表面技術2013年 Vol. 64, No. 10に「電解槽の電流分布解析の実際」が掲載されました。
    ・ウエムラ・テクニカルレポート2013年 No. 68に「回転ディスク電極における流速と金属イオン濃度が分極特性に与える影響」が掲載されました。
    ・自動車技術2011年 Vol. 65, No.1に「自動車ボデーの電着塗装の膜厚分布解析」が掲載されました
  • 2010/11/15・工業塗装2010年 No. 227に技術論文「電着塗装の膜厚分布解析ソフトEPPS-EDC」が掲載されました。
  • 2010/11/1・Transaction of the Institute of Metal Finising 2010, Vol. 88, No. 6に技術論文「Numerical analysis of film thickness of electrodeposited paint coating for whole automotive body using virtual surface」が掲載されました。
    ・Transactions of the Institute of Metal Finishing 2010, Vol. 88, No. 4に技術論文「CFD analysis of eductor agitation in electroplating tank」が掲載されました 。
  • 2010/11/1日本塗装技術協会協会賞の平成21年度第39回技術賞を「仮想表面を使用した自動車ボディーの全体解析」で(株)大気社殿と共同受賞しました。
    ・表面技術2010年Vol. 61, No. 5に解説「めっき厚シミュレーションを使っためっき厚均一化」が掲載されました。
    ・塗装工学2009年Vol. 44, No. 7に技術資料「電着塗装の膜厚分布シミュレーション−仮想表面を使用した自動車ボディーの全体解析−」が掲載されました。
  • 2009/4/3・表面技術2009年Vol. 60, No. 4に技術論文 「電着塗装における仮想表面を使用した自動車ボディー全体の膜厚分布の数値解析」が掲載されました。
  • 2008/9/22・SURTECH2008ポスターセッションにて「仮想表面を使用した自動車ボディ-の全体解析−電着塗装の膜厚分布解析−」が表協賞産業部門を受賞しました。
  • 2002/6/5・「膜厚案内人」が第52回工業技術賞を受賞しました。
参考文献

リンク


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