多電極の解析事例

 二つのカソードが電源におのおのある抵抗値を持ってつながれている場合の電流分布を、短絡要素を使用して解析した事例を示します。
 解析モデルは、下図に示すように上段にアノード、下方左右に二つのカソードがあります。二つのカソードは、それぞれ0.05および0.1Ωの抵抗を介して 電源につながれています。カソードの電流−電位曲線は、前解析のバイポーラ電極と同じです。この解析でも条件によっては、抵抗の大きなカソードにてバイ ポーラ現象が起きることもあります。

●解析条件

電解液の電気伝導度
20S/m
電流−電位曲線(カソード) 下図
電流−電位曲線(アノード) η=5.0x10-5i
  η 過電圧(V)、i 電流密度(A/m2)

●カソードの電流ー電位曲線のグラフ表示


モデル形状


解析結果

遮蔽なし
等電位線図
遮蔽 0mm
電流のベクトル表示

●カソードの電流分布

遮蔽なし
カソード L 表面
遮蔽 0mm
カソード L 裏面

遮蔽なし
カソード R 表面
遮蔽 0mm
カソード R 裏面

●カソードの過電圧分布

遮蔽なし
カソード L 表面
遮蔽 0mm
カソード L 裏面

遮蔽なし
カソード R 表面
遮蔽 0mm
カソード R 裏面

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